Home   文字の大きさ 文字サイズ 小 文字サイズ 標準 文字サイズ 大
こころ支援研究所とは 法人の方へ 個人の方へ お問い合わせ
CONTENTS
カウンセラープロフィール
講演会情報
交通アクセス
よくあるご質問
スマイルメッセージ
講演のお申し込み
癒しの広場
笑顔ブログ
 
個人の方へ
いじめについて 反抗期は家族の大切なイベントの一つです…
子育てという魅力的な経験 感情で叱ってしまった時
やまびこコラム わが子の旅立ちに持たせてあげたいもの
パパの子育て 夢の時間
よわねのすすめ 「食卓をプロデュースしよう!」
   カウンセラー竹中直美プロフィール

ある小学校の校長先生とお話する機会がありました。子育てについて、「生徒と自分の子供は違う。わが子はやっぱり難しい。」
と言われました。誰にとってもわが子への対応は簡単なものではないという事ですね。
そして、「30代にもなる息子が会社について時々弱音を吐くんですよ。」と反省まじり話されました。「まあ、それでも、10数年やめずに勤めているんですけどね。」

息子さんの心理面でどのような作用が働いているのでしょうか? 人は強くありたい時、また、弱い自分を見つめる時があります。
家族に弱音を吐ける事、吐ける場所がある人は、心のリセットスイッチが働いて、また社会でやっていける心や身体の余裕が生まれて来ます。家でも、会社でも、学校でも、弱い自分に気づかず認めず、いつでもがんばり続け、強い自分完璧な自分で生きていく人は、それはそれで立派な事です。
でも、そんな人の多くは、ワーカホリック(仕事中毒)になる可能性も秘めています。「僕は、弱音なんてない。毎日仕事が生きがい。他の人に申し訳ないくらい僕は幸せで、仕事も家庭も守り、悩みなんてないし、落ち込む事なんてない。」本当にこんな感じで人生を楽しんでいる人もいるかもしれません。
だけど、この言葉の裏には「そんな僕を知ってほしい。ほら、がんばっているでしょ。幸せそうでしょ。」という認めてほしい気持ちが隠されているような気がします。
誰に認めてほしいのでしょうか。弱音を吐いてしまったらどうなるのでしょうね。
これを過剰適応といって、苦しい、つらい、へこむ、という感情を否定して、前向きな自分をアピールし続けるのです。
本人は意外と気がついていないのですが、他人にはどう映っているでしょう。
過労死になる人はこんなタイプの人が圧倒的に多いのは事実です。

話は戻りますが、家庭の中に「よわね」を吐き出せる、愚痴をこぼせる、そんな居場所があるとしたらどうですか?泣き言を聞いてくれる相手がいるとしたら?
よわねをはきだす・・・誰にでも吐けませんよね。相手を信頼していなければ吐き出せるものではありません。
自分が何を言っても、受け止めてくれる相手、時々叱ってもくれる、応援もしてくれる、そんな安心、安全な相手を持っている人は幸せな人です。
校長先生のお話の「息子が弱音を吐く。」なんと素晴らしい言葉でしょう。その上そんな時の空気はリラックスしています。だって、ちゃっかり校長先生も私に弱音を吐かれているのですから。(笑い)校長先生には強がりな所が全く感じられませんでした。きっと、どなたにも本音で接しておられるからでしょう。人に弱音を吐ける校長先生ってなんだか素敵です。

過剰適応する大人にならないように、今、私たち親が出来る事はなんですか?
思う存分「よわね」を吐かせてあげてみてほしいと思います。子供がいつでもやって来て話せる、「よわね受付ルーム」をあなたの心のスペースに作ってあげてください。
ぐち、上等! 泣き言、OK! 何度もコラムで書いていることですが、親のアドバイス、武勇伝は必要ありません。
まあ、話したかったら控えめに・・・。
「そうか、子供の世界もいろいろ大変なんだね。」「それでも、よくがんばってるじゃない。」「よくがまんしたね。なんでも聞いてあげるよ。」「そうか、そうか。」と、搾り出すように聞いてあげてください。また、「そんなにいやならやめてしまえば!」「その代わり自分の責任は自分でとりなさい。」というような言葉に、はっと気づく事もありますから、いい意味での「叱り」も時には効果的だという事も付け加えておきます。とにかくじっくり話し合う時間を作り、どんな形であれ我が家にしかない解決方法をあみだしてみては?
誰かに弱音を吐く事の効果を知った人は、大人になってから、過労死、燃え尽き症候群の予防が出来る可能性大です。がんばり続けて死ぬ人はいますが、安心できる人に弱音を吐き続けて死んだ人の話は聞いたことがありません。というより、吐くだけ吐いたら止まりますから。
もう一つの効果として、現在の親子関係がますます深まる事を約束しましょう。

今回のテーマのヒントとなる「息子さんの弱音」の話をされた南片江小学校の鎌田校長先生が、コラムに載せることを快く承諾してくださった事に感謝いたします。

 
個人の方へトップヘ戻る   ページの上部へ
こころ支援研究所
〒849-1412
佐賀県嬉野市塩田町大字馬場下乙57-2
TEL0954-66-3015 FAX0954-66-3016
Copyright 2008.COCOROSHIEN KENKYUSYO.,Co.LTD All rights reserved. 会社情報 プライバシーポリシー
 
 
サイトマップ